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2011年11月16日 (水)

Bach 37 ML

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それは思いがけない出会いでした。
雨宿りに入った楽器店でふと、今まで避けてきた定番のモデルを試奏する気になったのです。
そしてその吹き心地に感動しました・・・なんてラクなんだろう!重いとか、抵抗とか、そんな言葉が要らないくらい“バランスがとれている”のです。シビアにならずとも受け止めて反応してくれる“ツボの広い楽器”だと思いました。

試奏室はまるで雲の上のようでした。
その場で購入を決めました。

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Bach 180ML 37/25 GL、40万番台。ビンテージではありませんが、製造がオートメーション化される直前のものだとか。見分けるポイントは、2番バルブのシリアルナンバー刻印が右手側に打たれていることらしいです。

いろんな大先輩たちが、使い古したBachを手放さず使い続けているのを僕は何度も見ました。トランペットは消耗品と言われますが、Bachは末永く使うもの、という印象です。確かに金属疲労も鳴りの劣化もするんでしょうけど、使い込んでこなれた感触は何物にも変えがたいのだろうと思います。

このラッパが今後一生使い続けられたらなぁ。これまで以上に取り扱いに気をつけて素直に鳴らし、そしてラッカーの劣化を防ぐために四六時中ふいています
・・・拭いています。

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2011年11月15日 (火)

新宿48時間耐久フェスティバル

先日、【世界のCMフェスティバル】 【新宿トラッドジャズ・フェスティバル】 という2つのフェスティバルをハシゴして演奏しました。共に2日間開催で、【世界のCM~】は夜中、【新宿トラッド~】は昼間でした。
・・・つまり、丸二日間ロクに寝ないで演奏したわけです。
いや~楽しいっすね~、終始ヘラヘラしてテンション上がりっぱなしでした。

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【世界のCM~】は、新宿ミラノ1で文字通り世界中のCMをオールナイトで上映して盛り上がるというくだらなさがステキなイベント。国や地域の価値観が見えてきて面白いし、かなり強引にも見えるCMに笑い転げたり、拍手喝采の渦だったりしました。そんな中での演奏は大変盛り上がりました。

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それが終わると【新宿トラッド~】、徹夜にお陽様が眩し~。こちらは今年で11回目、新宿二~三丁目界隈がニューオリンズの街と化します。通りをブラスバンドが練り歩き、あちこちのお店の開け放たれたドアから陽気な音がもれ出ていました。僕は一日3ステージ、いろいろなシチュエーションでの演奏と、沢山の方々との再会を楽しみました。

それが終わるとまた【世界のCM~】、次はまた【新宿トラッド】・・・いや~、ホントに二日間吹きっぱなし。トランペットはスタミナが・・・とか言ってられませんよ、いさぎよく当たって砕けて笑いましょう!
恥も外聞もかなぐり捨てた、楽しい 48耐フェス でした。
みんな、お疲れ様です!

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2011年11月 8日 (火)

中川モデル 11C4N

ラッパ吹きにしか興味のない話だと思いますが、僕が使っているマウスピースはヤマハ“中川モデル”の 11C4N というものです。中川善弘さんにはかなりの時間を割いて相談に乗っていただきました。

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“中川モデル”は、骨格的に出っ歯が多く唇の厚い日本人の為に大きなカップを持ち、抵抗を補うためにスロート/バックボアを狭くしているのが特徴です。さらにカップ内側のエグリにも注目し、欧米人よりいくらか厚い唇の振動が妨げられないように工夫されています。

もともと中川モデルで一番小さいカップのものは 14B4N で、バック 3C くらい。でも僕にとって 3C は浅く、音色も恐すぎます。狭い日本、もう少し“危なくない音”で吹きたいのです。日本人向けのマウスピースがあるなら、日本のラッパの音というのがあっていいような気もします。
中川モデルの“入門用”とされている 11C4N ですが、これがかなりの抵抗感を持ち、コンパクトな音色で吹くのにいいなと思いました。
・・・とにかくフィットしたんです。

“粘膜奏法脱出のために”考案されたという中川モデル。11C4N は単に狭いバックボアのお試し品で、カップが小さく粘膜奏法は改善できないかもしれません。でも僕は粘膜奏法も音色が良ければアリかな、と思ってます。僕は下唇の粘膜奏法ですが、スタミナの問題は他のアプローチで工夫しています(だいたいトランペットの音って、四六時中バリバリ吹かれ続けても困る感じ、しません?)。

このマウスピースを作ってくださった中川さんに感謝しています。

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オマーラを観た!

先日、Omara Portuondoを観に行ってきました。

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今から13~4年前に渋谷の映画館で【ブエナ・ビスタ・ソシアルクラブ】を観て、すっかり虜になった僕はそれから何回も観に行きました。ラテン音楽にハマり、在日ペルー人達のオルケスタに入ったこともありました。
今でもDVDでしょっちゅう【ブエナ・ビスタ】を観ていますし、ジャズだけでなくダンスホールなどでルンバやチャチャを演奏するのは大好きです。
【ブエナ・ビスタ】は僕にとって音楽のバイブルですし、登場人物は聖人みたいなもの。仕事も楽器もない貧しい国で長生きし、世界から忘れられた存在でありながら美しい音楽を奏でる幸せそうな老ミュージシャン達。今生きている人は残りわずかですが、そんな聖人の一人であるオマーラをこの目で見、この耳で聴いたのです。
あの映画のままのオマーラ。圧倒的な存在感というのでもなく、自然でしたが、話し声や表情、立っている姿さえもがすでに“音楽”でした。あぁ自分なんか何なんだろう?・・・一瞬のそんな思いすら溶け、彼女の歌に酔いしれ涙を流し続けました。僕の夢が、目の前に起こりました。

最後に何度もカーテンコールに現れてくれたオマーラ。
きっともう二度と見れないよね・・・ありがとう。

それから僕の内の何かがスーっと消え、心が静かになりました。
近い将来キューバに行く、そんな決意もしました。

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2011年11月 4日 (金)

もう一つのダンスホール修行

先に“ダンスホール修行”という記事を書かせていただきましたが、それとは別のダンスホールでも修行させていただいてます。日比谷のダンスホールです。東京にはダンスホールが2軒しかないので、僕は全部におジャマしてることになります。

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日比谷は周辺に帝国劇場・宝塚劇場・日生劇場などがある“劇場の街”。そんな立地にあるダンスホールやはりきらびやかな印象です・・・歩道にかかる張り出し屋根、同じ色に統一されたホール照明、木目調の壁に桜材のフロアーetc。
ステージは雛壇の段差がキツく、最上段のtp.セクションは一生懸命よじ登り、帰りはほとんど飛び降ります。でも縦長のフロアーに音が真っ直ぐに飛んでいく感じは気持ちいいものがあります。
こちらのダンスホールも普段はラッパ2本ですが、3本目の譜面と席を用意していただいての参加。でもバンマスやメンバーにディキシーランド・ジャズを好きな方がいて、そういうのを演っている僕に興味を持って下さり、ソロやコンボ演奏でフィーチャーして下さいます・・・修行の目的とは違いますが、うれしいです。

本来なら吹奏楽やビッグバンドなどの経験者がこいうい場に辿り着くものと思いますが、僕のようなコンボ出身の輩に門戸を開いてくださり、大変ありがたく思います。僕は今になってアンサンブルの魅力にとりつかれているのです。
バンマス・佐藤さんやtp.セクションの佐々木さん、大谷さん、そしてこちらに紹介してくださったマルチリード奏者・長島裕子さんに感謝してます。

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