Bach 37 ML
それは思いがけない出会いでした。
雨宿りに入った楽器店でふと、今まで避けてきた定番のモデルを試奏する気になったのです。
そしてその吹き心地に感動しました・・・なんてラクなんだろう!重いとか、抵抗とか、そんな言葉が要らないくらい“バランスがとれている”のです。シビアにならずとも受け止めて反応してくれる“ツボの広い楽器”だと思いました。
試奏室はまるで雲の上のようでした。
その場で購入を決めました。
Bach 180ML 37/25 GL、40万番台。ビンテージではありませんが、製造がオートメーション化される直前のものだとか。見分けるポイントは、2番バルブのシリアルナンバー刻印が右手側に打たれていることらしいです。
いろんな大先輩たちが、使い古したBachを手放さず使い続けているのを僕は何度も見ました。トランペットは消耗品と言われますが、Bachは末永く使うもの、という印象です。確かに金属疲労も鳴りの劣化もするんでしょうけど、使い込んでこなれた感触は何物にも変えがたいのだろうと思います。
このラッパが今後一生使い続けられたらなぁ。これまで以上に取り扱いに気をつけて素直に鳴らし、そしてラッカーの劣化を防ぐために四六時中ふいています
・・・拭いています。
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