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2011年12月11日 (日)

ギックリ背中

聞き慣れない言葉でしょうか?
あるとき突然背中の右下が痛くなり、からだを捻ることができなくなったんです。ストレッチでムリをし過ぎたかな?と思ってるうちに症状は進み、蕎麦や鼻水をすするたびに激痛が・・・。やがて深呼吸ができなくなり、横にもなれず、寝るのが特技のこの僕が眠れなくなりました。トイレもアイタタ、笑うのもアイタタ・・・。
たまらずお医者に駆け込んだら、「ああ、“ギックリ背中”ですね」 とのこと。ギックリ腰と同じ症状の、背中版です。

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お医者では、まず電気治療器で周辺の筋肉をほぐす → 整体 → テーピング&湿布&包帯で固定、という処置をしてもらい、鎮痛薬を飲んで眠れるようになりました。それでも小さなアイタタは沢山あるし、寒いときなど無意識に体に力が入りギクッ・ギクッとしていました。
・・・いろんな動作が背中の筋につながってるんだな、と勉強になりました。

その間は深呼吸が出来ないので、口内空気だけでブチュッ、ブチュッとラッパを鳴らしてみる練習などして興味深かったです(アンブシャーのバランスを良く出来る気がしますし、循環呼吸への足がかりにもなりそうです)。鎮痛薬を飲みながらなんとか仕事も出来て、共演者には感謝しています。
バカ話をしながらいろいろ助けてくれた友人にも感謝です。

逆境というのは程度にもよりますが、思い込みやこだわりをいったん脇へ置いて、積極的に楽しむくらいがいいのかなと思いました。

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2011年12月 5日 (月)

白色ワセリン

トランペット吹きにとって唇のケアは大事です。特に乾燥する冬の時期、固くなったり割れたりすると、マウスピースの中で唇がキレイに振動しなくなってしまいます。
いろいろなリップクリームの類がドラッグストアーに売られていますが、僕が愛用しているのは“日本薬局方 白色ワセリン”です。

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ワセリンというのは軟膏や化粧品の基剤として使われる石油製品。えー石油?と思われるかもしれませんが、石油は古代の植物などが地中に堆積・変質してできたものでしょ?
ワセリンには治療目的の薬物が含まれていないので安全ですし、刺激も味も匂いもありません。
あ、輸入品の“ヴァセリン”には添加物が含まれていて、ちょっと刺激あります。本来この“ヴァセリン”が本物らしいですけど、日本薬局方のが安全です。
ただ油なので直射日光には気をつけたほうがいいと思います。

またワセリンは工業用にも使われています。昔僕が勤めていた工場でも道具に錆・磨耗防止のため塗っていました。なので、トランペットのスライド部に僕はワセリンを塗っています。グリスでは固いし、オイルではスカスカ、という悩みも消え、グニャグニャと適度な粘りでスライドが動いてくれます。

一石二鳥のワセリン。僕は小さな容器に移し替えたものを肌身離さず持ち歩いてます。
・・・でも、小さな容器だからよく失くします。

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2011年12月 3日 (土)

モーリス・アンドレ

これまで古めのジャズ・トランペッターたちばかりを取り上げてきましたが、今回はクラシックの奏者・Maurice André のお話。

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クラシック音楽を学んだトランペッターなら知らぬ人はいない、クラシックのソロ・トランペットのパイオニア。ジャズで例えるならルイ・アームストロング級の存在ですが、僕は30歳を過ぎてからアンドレを知りました。
何年も前にバイト先で知り合ったクラシックのピアニストと「ハイドンのトランペット協奏曲を演ってみよう」という事になって(マコ、元気かい?)、初めて聴いたのがアンドレの1971年に吹き込んだレコードでした。
ショックでした。なんという見事な音色だろう・・・特に高音の、まるで木管楽器みたいな丸さと余裕にブッたまげました。あんな音色で高音域を吹いてみたい!よ~しイメージトレーニングだ、睡眠学習だ、といって寝るときにはアンドレのCDをかけっぱなしにしていた時期がありました。

そして、僕の音は丸くなりました。その代わりピッチがおかしくなり、奏法も変なクセがついて後々苦しむことになりました。ジャズのソロを、コロコロと変なピッチの音で吹く奇妙なヤツに僕はなっていました。

アンドレがB♭管ではなく Es管やピッコロを吹いていたと知ったのは、ずいぶん後になってからのことでした。

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